最高級カーワックス

スイスバックスとは?

皆さんは車のワックスに何を使っていますか? 特に高級車を所有している方は、その車のラグジュアリーさに見合ったワックスをお使いでしょうか? せっかくの高級車なのに、その艶だしが他の車と同じならちょっともったいないですよね。ここでは、ヨーロッパの最高級ワックスのスイスバックスをご紹介します。

最高級カーワックス最高級カーワックス スイスバックス

スイスバックスは1930年にスイスで誕生した、研磨剤を使わず天然成分由来の原料を使った高級ワックスです。最高品質のカルナバにココナッツやシナモンなどを配合して作られており、化学薬品を一切使用していないため塗装面に優しく、独特の濡れたような艶を車に与えます。複雑な配合と製法から職人が手作業で作っているこだわりの最高級品です。

研磨剤を使わないワックスとは?

ワックスが車の塗装面に艶を与える基はロウになります。ロウと油分を合わせたものがワックスになります。いま一般的に出回っているカーワックスは研磨剤を含んでいますが、これは研磨剤で表面をこすることで光り方を補っているためです。
車の塗装というのは、鉄に塗料を一度だけ塗ったものではありません。塗装は複数の層からなっており、それが塗装の質感となって現れます。研磨剤を使って表面をこするやり方では、もっとも表層の塗装面にしか作用することができません。下の塗装面は放置されています。そのためワックスがけ直後は光り輝いているように見えても、本来の複合的な色艶や質感というものは失われていき、しだいにギラついたテカリを見せるようになります。

最高級カーワックス
最高級カーワックス

研磨剤を使わないスイスバックスのワックスでは、最高級品のカルナバロウを使い、さらにパッションフルーツやオレンジ、アボガド、バニラといった天然製粉を含んでおり、塗装の表層に艶を与えるだけではなく、塗装の奥層まで浸透しあふれるような輝きを増していきます。これが自動車愛好家の口にする、スイスバックスの「濡れたような艶」の正体となります。

スイスバックスと他の高級ワックスの違いとは?

最高級カーワックス

ワックスの艶の基であるロウは、カルナバロウというもので、スイスバックスではブラジルにあるコペルニカプルニフェラヤシから採取されたものを使用しており、その中でもグレート・ワン・カルナバは大変希少で、スイスバックスはそれを使用しています。
この艶の主成分であるカルナバロウは、一般的なワックスでは3~5%しか使用されていませんが、スイスバックスでは30%~76%ものカルナバ成分が使用されています。

では、カルナバ成分が多いほど高級なのかというと、それもそれほど単純ではありません。数値で比較しやすいため、カルナバ成分の含有率で高級であることを誇るいわゆる高級ワックスもありますが、それはちょっと違います。実はカルナバロウによるワックス自体は特別新しい技法というわけではなく、19世紀にはすでに100%カルナバロウによるワックスが作られていました。
しかしそれは施工しても指でこするだけで剥がれてしまうようなもので、使い物にはなりませんでした。耐久性や塗装の下面への浸透などもカーワックスの品質のためには大切であり、材料の品質はもちろん、その配合技術や配合手順も含めた総合的な品質がカーワックスの品質となります。そこに長い実績と技術の蓄積、そして職人のこだわりがあるから、スイスバックスは自動車愛好家からの支持を得ているのです。

最高級カーワックス

スイスバックスの歴史と職人のこだわり

スイスワックスは薬局ほどの小さな工場が始まりでした。Antikwachsというアンティーク家具向けのワックスを製造していました。自動車に使う天然カーワックスは最初はごく個人的な要求から始まり、初代から第3代に至るまで、このAntikwachsを元に、ユーザーの声を取り入れ、その支持を得て、技術を向上させ環境に変化に合わせ、最高品質のワックスを研究してきました。
そのため、スイスバックスのワックスは職人の手作業による特別な製造手順・製造方法を取るようになりました。カルナバロウはそのままでは持続性がないので、何時間もかけてカルナバロウの成分をマイクロカプセル構造にしていきます。最終的に濃度や混合状態はカルナバロウの組成、コロイド保護膜、ポリマー外殻と、最終的に液状にする有機溶剤に依存します。これは複雑かつ微妙すぎて大量生産では再現することができず、今でも職人が最大のこだわりで手作りしています。スイスバックスは家族経営であり、ワックスの研究を続けてきたオーナーは初代から3代に至るまで本人がカーコレクターであり、生産目標や販売目標や利益目標と言ったことを最大化しようとはせず、完璧な最高品質のワックスを作ることに情熱を傾けてきました。

最高級カーワックス

スイスバックスの良さとは?

研磨剤を含まない
最高級カーワックス

基本的に自動車には5層程度の塗装が施されています。研磨剤を使った艶出しは一番上の塗装面をこすって艶を出すようにしています。放置された下の層は次第に飢え乾いて行きますが、スイスバックスはその高濃度の最高品質のカルナバロウがその艶だし最大の効果を発揮するように、他の様々な天然成分と配合され、塗装面の奥底まで栄養がいきわたり、独特のしっとりとした濡れたような艶をだし、深みのある輝きを放ちます。

人の手で作られたワックス

ワックスの艶だしの基になる成分はカルナバロウに含まれるロウですが、これだけを塗装面に塗っても適切な効果は出ません。スイスバックスではパッションフルーツ、オレンジ、アボガド、バニラなどのたくさんの天然エキスを含んでおり、これらがワックスとしての持続効果を高めるとともに、塗装の奥層まで栄養を与えています。これらは単に混ぜ合わせれば完成するというものではなく、複雑な調合と製法を必要とします。これは大量生産では再現することができず、長い時間をかけた職人の技術とこだわりと情熱、そして高級車オーナーとのつながりが必要でした。そのため、スイスバックスは高級ワックス市場において高いブランドと支持を得ているのです。

組み合わせでさらに効果が出る

スイスバックスはワックスだけではなく、自動車用の完全なカーケアシステムを提供しています。洗車だけではなく、クリーニング、メンテナンス、コーディングなどの各コンポーネントで構成されており、全てが調和しています。
ワックスだけを使用しても素晴らしい効果を発揮しますが、スイスバックスの美しさにはさらにその先があり、スイスバックスの各線用品を組み合わせたグラデーション効果でスペックの最高値を引き出し、関連付けられて調和の取れた美しさを引き出します。スイスバックスの真骨頂は究極のトータルカーコスメティック製品としての姿です。

最高級カーワックス
ハンドブックの手順にのっとって取り扱いましょう
最高級カーワックス

一般的なカーワックスは研磨剤を含んでいるため、施工にはスポンジを使用しますが、スイスバックスでは人肌で塗り込む方法が推奨されています。また自動車メーカー別の塗料に見合ったブレンドを行っており、そのラインナップには多くの専用ワックスを含みます。このように一般的なワックス施工とは異なるため、頻繁に洗車やメンテナンスを行うプロの方には、持続効果のなくなる間違った施工やアフターケアを行ってしまう可能性があります。初めてスイスワックス製品を使用される方のためにハンドブックが公開されており、そこで使用方法をご確認いただけます。ぜひハンドブックにのっとって、最高級品質のカーワックスをお楽しみください。